第23日 川崎宿~品川宿~日本橋

東海道五十三次踏破の旅第23日です。


黄金週間も終わり、本格的に暑くなる前に、間隔を開けずに一気に日本橋を目指すことにしました。
今回は大奮発して、家族5人全員で朝一番の新幹線「のぞみ100号(N700系)」で名古屋から
品川までひとっ飛びします。

これまで薄暗い東名高速をひたすら走っていた事が、何だったんだと思えるくらい「あっけなく」
品川に到着しました。

「速い」とかいう言葉ではなく「あっけなく」という表現しか私には思い浮かびません。
品川から在来線で川崎までもどり、前回足を止めた砂小の交差点へ向かいます。

時間はまだ8時40分です。閑散とした川崎の繁華街を抜けると、すぐに多摩川を渡ります。

長い長い歩道を進むと「東京都大田区」の看板が見えました。
子供達は我先に東京都へ入ろうと走り出します。

どうも神奈川の時もそうでしたが、その県に一番乗りしたいようです。
ちなみに静岡県は、大人げなく私が走って子供達を追い越し一番乗りしました。

東向き最終日で、新幹線にも乗れて、みんなどことなく心は軽いようです。

京急蒲田駅付近は大規模な高架化工事で混沌としています。

平和島のしながわ水族館の前で休憩を取ります。
午前中は曇りでしたが、このあたりから晴れて、日差しがまぶしくなって来ました。

それでも風は心地よく、穏やかな5月の陽気です。

今日の道のりも、第一京浜をひたすら歩きます。
相変わらず、高層マンションがあちこちに目立ちます。

大森の首都高速入り口を過ぎて、第一京浜を離れて、脇道に入ります。
街道は狭い商店街が続き、品川宿へと入って行きます。
途中青物横丁などあり、都内の東海道としては、唯一その雰囲気が残っているのではないでしょうか。

京急北品川駅を過ぎて東海道踏切を渡ると、狭い街道は再び第一京浜と合流します。

八ッ山橋から品川駅前の高層ビルが見えました。今朝新幹線を降りた品川駅です。
品川駅前でちょうど正午となり、お昼ご飯のを食べます。
いつもはコンビニで何か買って公園などで食べていましたが、さすがにこのあたりに
手頃な公園はなさそうです。

迷っていると、牛丼の吉野家の看板が目にとまりました。
今日はここに入ることにします。

吉野家なんて何年ぶりでしょう。家族5人でU字テーブルに座って牛丼を食べました。
吉野家を出て、再び第一京浜を歩きます。

少し疲れて足は重くなってきましたが、心は軽いです。
日本橋まであと2里程度です。

途中、三田付近の歩道橋の上から少しだけ東京タワーが見えました。
確実に日本橋は近づいています。

土曜午後の第一京浜は車の交通量は少なく、人もあまり歩いていません。
閑散とした歩道をひたすら歩きます。

途中、少しだけ寄り道をします。増上寺へ向かいます。
本堂の後ろに東京タワーがそびえ立ち、何ともそのコントラストが不思議です。
しかし、本堂は工事中で、足場が組まれ、ブルーシートのようなものが半分掛けられていました。

増上寺前のコンビニでアイスクリームを買って公園で食べてながら最後の休憩をとります。

もう、道に迷うことはありません。真っ直ぐ日本橋へ向かうだけです。
地図やガイド本など、ポケットの中の物を全てリュックへしまって、靴のひもを締め直します。

第一京浜に戻って、新橋駅付近の山手線のガードをアンダークロスして銀座へ向かいます。

このあたりから「もうすぐ日本橋、もうすぐ日本橋」そんな言葉が頭の中で繰り返し
再生されるようになります。

新橋を過ぎて銀座に入ると、土曜日のこの時間は歩行者天国になっていました。
両側のお店に用事はないので、私たちは道の真ん中を歩きます。

リュックを背負って、銀座のおしゃれなお店とは全く縁のなさそうな怪しげな家族5人は
銀座の街を歩いてその先にある日本橋だけをめざしてどんどん歩きます。

ワコーの時計台も工事中なのか、半透明のシートがかけられていました。

林檎ショップも、高級ブランド店も、私たちにとっては東海道の風景のひとつでしかありません。

「もうすぐ日本橋、もうすぐ日本橋」が頭の中で繰り返し再生されています。

歩行者天国も終わり、京橋を通過して日本橋はもう目の前です。

ついに日本橋が見えました。最後の信号待ちです。

ついに東海道東のゴール日本橋に到着しました!

しかし、ゴールしてみると「やったー!」とか、感極まる様な感動は沸いてきません。
辺りをうろうろしながら、家族全員で記念写真を撮ります。
どうも、うまく撮れた気がしなくて、何度も何度も場所を変えて記念写真を撮りました。

こうして東海道完全踏破の旅第23日目が終わりました。

昨年の1月に豊明市の阿野一里塚を歩き出してから1年4ヶ月になります。
長かったような、短かったような。

本当の感動や達成感は三条大橋に着いたときに沸いてくるのでしょう。

帰りの新幹線の車窓から、時折見え隠れする旧東海道を見つけると、やはり、みんなでがんばって
歩いた日のことが思い出されました。

次回からは、西のゴールでもあり、東海道完全踏破の本当のゴールである三条大橋を目指して
新たな気持ちでスタートします。

これからも私たち家族の旅を見守ってやって下さい。

■この日の道のり

■この日の歩行データ(歩数計で測定)
総歩数   43,933歩
総距離   28.55Km
消費エネルギー 1197kcal
※1日の歩数計の値です。実際の宿場間の距離とは異なります。

■利用した交通機関
名鉄       前後駅~名鉄名古屋駅
JR東海道新幹線 名古屋駅~品川駅
JR東海道線   品川駅~川崎駅
JR東海道新幹線 東京駅~名古屋駅
名鉄       名鉄名古屋駅~前後駅

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