第9日 前後町~宮宿

東海道五十三次踏破の旅第9日です。

東向きに東海道のど真ん中、袋井宿まで進んだところで、ここでちょっとだけ西へ行くことにします。
ゴールデンウィークに浜松から袋井まで2週連続で歩いたので、本当は今週は行かないつもりでしたが、
あまりにも天気もよいので、自宅からすぐスタートできる宮宿まで歩いてしまうことにしました。
本当は連休でお金を使いすぎて、金欠というのが本音だったりします。
実は、鳴海宿まではすでに歩いたことがあるんですが、改めて歩きなおします。
朝9時に自宅を出て、すぐに東海道を歩き出します。
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見慣れた自宅付近の道を有松方面に歩きます。
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国道1号線の名鉄中京競馬場前駅のガード下を通ります。
ちょうど通過した電車をみたら、ピカチュウが描かれた、
ポケモン電車でした。ポケモンアニメ10周年の企画だとか。
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近くの古戦場跡へ立ち寄ります。ここはもう何度も来た事がありますので、
新鮮さはありませんが、改めて見学します。
見学といっても特別に何かあるわけではありません。
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しばらく国道1号線を歩き、右の脇道を名鉄有松駅方面に行くと絞りで有名な有松です。
東海道の宿場町ではありませんが、東海道の雰囲気を残す町並みになっています。
名古屋市の条例で街道沿いの建造物は色や形まで規制されており、現代風な建物は作れないとか。
街道の風情を残そうというのはわかるのですが、観光的な面が強くテーマパークみたいなもので、
私はあまり風情を感じません。
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名鉄本線の踏切を渡り鳴海宿方面へ向かいます。
踏切の真上に名古屋環状2号線の高架ができて、うっとうしいです。
有松側から見てもこの高架道路は旧街道の景観を見苦しいものにしています。
有松の有名は撮影スポットからぱっちり入ってしまいます。
※写真の上の方に写り込んでいるやつです。
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しばらくすると、交差点の左側に鳴海宿入り口の常夜灯があります。
ここから道幅が狭くなります。名鉄鳴海駅付近を通り、鳴海の宿場内を笠寺方面へ進みます。
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天白川を越えるとすぐに笠寺一里塚です。
名古屋市内に残っている唯一の一里塚です。
ここに残る老木は、一度枯れてしまったが、治療して復活させたそうです。
しばらくすると、笠寺観音があります。
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旧東海道は、笠寺観音の西門から笠寺商店街を抜けて、名鉄笠寺駅脇を通り、
踏切を渡り、すぐに右へ曲がって進みます。
山崎城跡を通り、山崎橋を渡ると、遠くに堀田にあるブラザー工業の看板が見えた。
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やがて国道1号線に突き当たる。しばらく国道1号線を進み、
JR陸橋脇の下の道を進むとJR東海道線を渡る踏切があり、
堀川を渡ると続いて名鉄常滑線をアンダークロスする。
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すぐ右側に、復元された、伝馬町一里塚がある。
七里の渡し場跡までもう少しだが、あまりにも暑いので、
近くの店でアイスクリームを買ってここで休憩することにした。
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伝馬町の商店街を通り、国道247号線を歩道橋で渡ると、
ひつまぶしで有名な「あつた蓬莱軒」がある。
相変わらず駐車場はいっぱいで、店の前で記念写真を撮っている人もいる。
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七里の渡し場跡はもう目の前である。よく考えてみると、
学校の教科書なんかで渡し場跡の写真はよく見たが、名古屋市近郊に住んでいて、
ここへ来るのは初めてである。
渡し場跡に到着してしばらく休憩したが、とにかく汚い川である。
船着き場の水面はゴミだらけで、悪臭もする。
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記念撮影をして、名鉄神宮前駅へ向かう。
せっかくなので、熱田神宮の中を通り抜けて行きます。
ここも初詣に来たばかりで、新鮮さはありません。
宮宿の宮というのは熱田神宮の事なので、広重の絵と同じく、
鳥居の前で写真を撮ってから駅に
向かいました。これで、愛知県内の東海道は全て歩いたことになります。
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名鉄神宮前駅の改札前で、知立の大あんまきを売っていたので、何となく買ってしまいました。
なんだかんだで、あんまきが好きなんです。

次回からは、心おきなく東に進むことができます。
まだまだ日本橋は遠いが、確実に一歩一歩進んで行けば必ずたどり着けると信じてがんばります。

■この日の道のり

■この日の歩行データ(歩数計で測定)
総歩数 29,241歩
総距離 19.00Km
消費エネルギー 764kcal
※1日の歩数計の値です。実際の歩行距離とは異なります。

■利用した交通機関
名鉄本線 神宮前駅 ~ 前後駅

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