東海道五十三次踏破の旅第13日です。
やっぱりこらえきれずに行ってしまいました。真夏の東海道。
それなりの備えと覚悟さえあれば何とかなるんじゃあないかと真夏の炎天下を歩きはじめます。
備えといっても、何をどうしたらよいのか分からないので、日焼け止めを2重に塗りたくって、
なぜか「うちわ」を持って行くことにしました。
いやいや、この「うちわ」がいが意外に役に立ちました。
仰ぎながら歩いていると汗をかいても意外に涼しい(感じ?)まあ、無いよりましと言った方が
正しいかも知れません。
比較的涼しい午前中にできるだけ先へ進もうと朝早く出発したかったのですが、
なんだかんだでスタート地点の JR島田駅に着いたのは9時をまわってしまいました。
島田駅前商店街から歩き始めます。今日は熱中症防止のため水分を大量に摂ることを心がけます。
喉の渇きを感じる前に補給するのが大切ということで、歩きながらちびちび飲み続け、
歩き始めて1時間30分の間に 1.5リットルを飲み干しました。
なるべく日陰を選んで歩きますが、正午に近づくにつれて日陰は無くなって頭のてっぺんを容赦なく
太陽が照りつけます。
島田から藤枝へ向かう国道1号線は、ほとんど日陰がなく、暑くて本当につらかったです。
わずかな松並木の日陰を選んで歩きます。しかしこれだけでも随分違います。
11時近くになり、昼食を早めに食べようとしますが、街道沿いに何もありません。
コンビニでおにぎりとか買っても暑くてとても外では食べる事はできません。
藤枝市街に入りマクドナルドの看板が見えたので入ることにしました。
ここで、長めの昼食タイムです。
いちばん気温の上がる1~2時を避けるために2時近くまでマクドナルドで冷房で涼みます。
2時近くになっても気温は下がりませんが、時間もないので再び炎天下へ歩き出します。
とにかく水分補給をします。
もう何本ペットボトルを買ったのか分からないくらい飲みまくります。
後から計算したらこの日買ったペットボトルの総額は4千円を超えていました。
藤枝宿の商店街を抜けた頃には、かなり体力を消耗している事を実感しました。
ここで、長めの休憩をとりますが、あまり回復はしません。
商店街の和菓子屋で、名物サッカー最中を買って食べます。
3センチくらいのサッカーボールの中にあんこが 詰めてあるんですが、
真ん丸の最中というのはやはりどうなんでしょうか?
やっぱり最中というのは平たくするのが正解だとこいつを食べて改めて感じました。
正直、暑さと疲れであまり食欲もなく味もよく分かりませんでした。
今日の予定は岡部宿の岡部町役場前のバス停です。
この時点でまだ1里以上あります。暑さで頭痛がしてきました。本当に岡部まで行けるのか。
この後、須賀神社に立ち寄って、大クスの木を見てまた休憩しました。
長男は足が痛いと言い出して、徐々に遅れ始めます。
この後は、1キロ毎くらいに長男を待ちながら休憩をしました。
みんな暑さでかなり参っているようで、修行の色が濃くなって来ました。
夕方になって幸いな事に天気は曇りだし暑さは和らぎましたが、消耗した体力はもどりません。
時刻はもう4時をまわっています。重い足を引きずるように歩き続けます。
朝比奈川を越えて藤枝バイパスをアンダークロスして岡部宿に入ります。
あとは岡部町役場前のバス停へ最後の力を振り絞って歩きます。
夏だというのに、もう日が西に傾きはじめています。
バス停に着いたのは、夕方6時近くになってしまいました。
すっかり暑さにやられて魂が抜けた状態でバスを待ちます。
こうして、過酷な真夏の東海道13日目は終わりました。
この後バスで藤枝に戻り、帰宅したのは夜10時をまわっていました。
もう、二度と夏には歩きません。
次回はいよいよ宇津ノ谷峠越えです。
秋の涼しい時に行きたいですが・・・。
■この日の道のり
■この日の歩行データ(歩数計で測定)
総歩数 32,817歩
総距離 21.33Km
消費エネルギー 862kcal
※1日の歩数計の値です。実際の宿場間の距離とは異なります。
■利用した交通機関
伊勢湾岸自動車道・東名高速道路/湾岸豊明IC~吉田IC
一般道/吉田IC~藤枝駅前(駅前市営駐車場)
JR東海道線/藤枝駅~島田駅
静鉄バス/岡部町役場前~藤枝駅前
伊勢湾岸自動車道・東名高速道路/吉田IC~湾岸豊明IC
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