東海道五十三次踏破の旅第5日です。
天気予報は午後から雨、早めに新居まで歩ければ雨に遭わなくてすむかも知れません。
朝8時半にJR二川駅に到着しました。
今回は二川本陣前からスタートです。
前回買えなかった本陣まんじゅうを買うために和菓子屋に立ち寄りますが、
朝だというのに既に売り切れです。
しかたないので別のまんじゅうを買って歩き出します。
二川宿を出て、JR東海道線と新幹線を横切り、
国道1号線を一里山へ向けてひたすら歩きます。
街道沿いは菜の花が所々咲いていて、もうすっかり春の装いです。
長く伸びた国道1号線沿いは、キャベツ畑やネギ畑が延々と続きます。
緩やかな登り坂で、車だけが激しく行き交います。
小1時間近く歩いても誰ともすれ違う事もなく、なんだか不安になってきます。
途中、二川宿で買ったまんじゅうを食べて休憩しますが、
雲行きもだんだん怪しくなって来て、あまりゆっくりしていられません。
やがて一里山の一里塚に到着しました。
近くにコンビニがあったので、早めに昼食を買い込んで雨が降り出す前に
食べてしまう事にします。
ここで、国道1号線を離れます。
やがて「静岡県・湖西市」の看板が見えました。
いよいよ静岡県に突入です。
さらに国道を離れ、白須賀宿に入りました。
とても静かでいい雰囲気の宿場です。
今にも雨が降り出しそうで、誰も外へ出ていなかっただけなのか、
人影はなく静まりかえった街道はゆっくり時間が流れていました。
白須賀宿を出て、潮見坂公園跡へ向かいます。
緩やかな坂を登り切ったあたりに潮見坂公園跡の碑を見付けました。
近くに展望台があり、見下ろすと、国道42号の潮見峠を車がくねくね走る姿が見えました。
さらに白くかすんで遠州灘が見えます。
天気がよければおそらく青くきれいな海が見えるんでしょう。
かなり天気は怪しくなってきました。
展望台でコンビニで買った弁当を食べます。
もういつ雨が降り出してもおかしくありません。
昼食も早々に切り上げ、スタートです。
遠くに遠州灘が見え、広重の浮世絵のような風景です。
潮見坂を下る直前に「おんやど白須賀」という立派な無料休憩所があり、
ちょっとだけ立ち寄ります。
中を見るだけのつもりでしたが、しきりに訪問者リストに記入を求められ、
記帳してすぐに立ち去ります。
どうも、来訪者実績数を稼ぎたかったようです。
そして、潮見坂を一気に駆け下ります。
新居側から見た潮見坂
新居方面から来ると結構な登り坂になるのですが、白須賀側からは、
駆け下りるのには絶好な一直線の下り坂でした。
坂を降りると、遠くに国道1号線の潮見バイパスが見えました。
真っ直ぐ伸びた街道を新居に向かって足早に歩きます。
途中に松並木があり、このあたりでとうとう雨が降り始めました。
街道歩きを始めたばかりの素人ウォーカーなので、
雨に対する装備といえば、傘のみです。
5人いるんですが、なぜが傘は4本しかありません。
一人は、コンビニで買った安物のレインコートを着てあいあい傘で歩きます。
雨に対する装備は今後充実させて行く予定です。
私だけは、なぜかゴアテックスの何万円もするレインコートを持っているのですが、
みんなにあわせて傘をさします。
雨は大したことないのですが、やや風が強くうっとうしいです。
あと30分ほどで新居宿だったのですが、逃げ切る事はできませんでした。
お寺で雨宿りしながら新居宿に到着した我々は、新居関所と旅籠紀伊国屋を見学しました。
雨のおかげで、団体が去った後はガラガラで私たちだけの貸し切り状態でした。
こうして、初めての雨の街道。第5日は終わりました。
旅籠紀伊国屋
新居関所
関所の中はこんな感じです。(見学するには入場料が必要です)
あらため女
この武器はなんなんでしょうか。
関所の中に「今切りの渡し場」がありました。復元?
いよいよ愛知県を出て長い長い静岡県が始まりました。
アプローチもどんどん長くなりこれからが本番です。
■この日の道のり
■この日の歩行データ(歩数計で測定)
総歩数 32,995歩
総距離 21.42Km
消費エネルギー 829kcal
※1日の歩数計の値です。実際の宿場間距離とは異なります。
■利用した交通機関
名鉄名古屋本線 前後駅~豊橋駅
JR東海道線 豊橋駅~二川駅
JR東海道線 新居町駅~豊橋駅
名鉄名古屋本線 豊橋駅~前後駅
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