第19日 箱根宿~小田原宿

東海道五十三次踏破の旅第19日です。

今日は箱根を下り、小田原宿へ向かいます。
前回足を止めた元箱根港のバス停へ向かいます。

朝4時30分、家を出発。凍るような空気の中、東名高速道路をひたすら東へ走ります。
今日も230㎞近い長い長いアプローチから始まりました。

三島駅前から箱根へ上がるバスはこの季節、本数はあまりなく、朝8時30分が始発となります。
これに乗り遅れると、9時40分まで1時間以上バスはありません。
余裕を持って早めに三島駅に到着し30分近くバスを待ちます。

気温は1℃程度しかありません。
バスが混雑するかと思いましたが、私たちの他に数人しかおらず、ガラガラでした。

バスは峠道に入りカーブを幾つか曲がり、山頂に近づくにつれ、道路脇に残っている雪が
目立ちはじめます。いやな感じがしてきました。

前回歩いた山中城あたりまでくると、残雪の量が急に増え歩道は雪だらけです。

一瞬見えた旧東海道の山道は、道がそこにあるのかどうかさえ分からない状態でした。
普通の運動靴ではびしょ濡れになるのは必至です。

元箱根港のバス停に到着しましたがご覧の通りです。
駐車場などは除雪されていましたが、人が入らない場所は雪だらけです。

せめて子供達には替えの靴下だけでもと、元箱根のコンビニで買ってやりました。
しかし、そんな心配はなんのやら、子供達は大はしゃぎ。靴どころか、さんざん雪遊びして、
手袋もズボンもびしょ濡れとなりました。

旧東海道はご覧の通り真っ白です。しかし、もう行くしかありません。

甘酒茶屋はなんと改装中で隣のプレハブ小屋での営業でした。

下山するにつれ、天気は良くなると思っていましたが、雪がちらつきはじめます。
かと思えば、すぐに止み、はっきりしない天気です。とにかく寒いです。

陽の当たらない斜面は特に雪が残っています。

凍結こそしていませんが、手すりをもって階段をゆっくり下ります。

旧東海道はつづら折りの道路を直線的に串刺しにするように進みますが、
車道を歩く場所もあります。

畑宿一里塚まで下りてきました。

今回も登山用のガスコンロを持って行ったので、途中でお湯を沸かしてコーヒータイムです。

一里塚に雪だるまを残しておきました。

湯本の温泉旅館街までおりてくると、雪は全く無くなり、時折晴れ間も出て、
気温も明らかに高くなっています。箱根の峠を越えたと感じました。

ついに箱根登山鉄道の箱根湯本駅が見えました。

小田急のロマンスカーが走っているのが見えました。

しばらく国道1号線沿いを歩き、東海道新幹線とJR東海道線をアンダークロスします。

ついに小田原宿までやって来ました。
雪の箱根越えとなりましたが、無事に箱根八里を越える事ができました。

昨年の1月に阿野一里塚を出発してちょうど1年経ちました。
1日に35キロ以上歩いた日もありました。
焼けたアスファルトの上を歩いた真夏の日もありました。

東のゴール日本橋までもう100㎞を切りました。

私たち家族の旅はまだまだ続きます。

■この日の道のり

■この日の歩行データ(歩数計で測定)
総歩数   35,035歩
総距離   22.77Km
消費エネルギー 925kcal

※1日の歩数計の値です。実際の歩行距離とは異なります。

■利用した交通機関
伊勢湾岸自動車道・東名高速道路  湾岸豊明IC~富士川SA(スマートIC)
一般道  富士川SA~JR富士駅(駅前駐車場)
JR東海道線 富士駅~三島駅
東海バス   三島駅前~元箱根港
JR東海道線 小田原駅~富士駅
一般道  富士駅(駅前駐車場)~富士川IC
伊勢湾岸自動車道・東名高速道路  富士川IC~湾岸豊明IC

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