東海道五十三次踏破の旅第3日です。
よく晴れた冬の朝でした。
気温はやや低めで、風が冷たいですが、追い風なのでそれほど気になりません。
少し早めに出発し、名鉄美合駅に到着したのは朝8時頃です。
前回は藤川宿の手前で足を止めたので、今日はまず藤川宿へ向かいます。
しばらく国道1号線を歩くと、右に入る細道があり、そこは一直線に延びた松並木でした。
御油の松並木は有名ですが、ここもなかなかのものです。
<一直線に延びた松並木(逆光なので振り返って撮影しています)>
名鉄の踏切を渡ると藤川宿に入ります。
藤川宿の中程にある本陣跡は、資料館になっており、無料で自由に見学できます。
一見普通の民家の様に見えますが、中は資料館になっています。
藤川宿を出て、再び国道1号線を歩きます。
途中名鉄の名電山中駅前を通り、再び国道1号線を歩きます。
今日は国道1号線を歩く割合がかなり多い一日です。
このあたりの国道1号線の歩道は元建設省のプロジェクト「東海道ルネッサンス」によって
整備されており、恐怖感はなく快適です。
本宿町に入り、周りは街らしくなって来ました。
今日は早めにコンビニで弁当を買って、名鉄本宿駅前で食べました。
かなり怪しい集団ですが、人通りは少なく誰も見てはいません。
本宿駅前から旧東海道へ戻り再び歩き出します。
長い長い国道1号線の下り坂を赤坂方面へひたすら歩きます。
冬の寒い日にこんなところを歩いているのは我々だけです。
周りには何もなく、平行して走る名鉄本線の赤い電車が時々通り過ぎて行きます。
随分歩きましたが、自転車1台とすれ違っただけで、歩行者など誰もいません。
国道1号線を右に折れるとほどなく赤坂宿に到着しました。
どうも、このあたりから足首が痛く てたまりません。
赤坂宿の「よらまいかん」という無料休憩所でコーヒーを飲んで休憩です。
ここでも子供たちは、近くの公園で鬼ごっこをして走り回っています。
やっぱり若さにはかない ません。
私は足が痛くて、誰もいない休憩所の中で、靴を脱いで横になっていました。
さて、子供たちを呼び戻して出発です。
今日はどこまで行くかは決めていません。
赤坂宿から御油宿は目と鼻の先です。
程なく御油の松並木が見えました。
御油の長い長い松並木をくぐり抜けると、豊川市に入りました。
今日はここでやめて名鉄国府駅へ行くことも考えましたが、微妙に時間が早かったので、
少々欲が出て、もう一里くらい歩いて「伊奈一里塚」まで行くことにします。
しかし、これが間違いだったのかも知れません。
痛む足を引きずるように歩き出します。
名鉄をオーバークロスして、国道1号線と平行して延びる旧道を歩きます。
この道が歩道のない道で、しかも車通りが激しく、ストレスとなり一気に体力を消耗します。
歩数計の値はすでに20キロを超えています。
相変わらず足が痛みますが、最後の力を振り絞ります。
みんなもかなり疲れているので、もう少しのはずですが、コンビニで休憩です。
高カロリーのおやつを補給しますが、すぐにエネルギーになるとは思えません。
太陽が西の空に傾きはじめました。
黙々と歩きますが、ガイド本にある「伊奈一里塚」はありません。
もう通り過ぎてしまったのか、まだなのか、歩いても歩いてもそれらしいものがありません。
あきらめて、名鉄伊奈駅を探しますが、駅の正確な位置もよくわかりません。
東海道を外れて駅を探す事にします。
適当に右に入ると、運よく名鉄伊奈駅の正面でした。
駅についた時は、みん疲労こんぱいの状態でした。
こうして、どれだけ歩くと、どれだけ疲れるかを実感できた第3日が終わりました。
家族で歩く東海道、まだまだはじまったばかりですが、この先どうなることやら・・・。
■この日の道のり
■この日の歩行データ(歩数計で測定)
総歩数 42,419歩
総距離 27.57Km
消費エネルギー 1055kcal
※1日の歩数計の値です。実際の宿場間距離とは異なります。
■利用した交通機関
名鉄本線 前後駅~美合駅
名鉄本線 伊奈駅~前後駅
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