東海道五十三次踏破の旅第22日です。
前回出かけてからまだ２週間ですが、黄金週間の混雑を避けるため、早めに出かける事にしました。
東向きのゴールである日本橋まであと４０キロ程度なので、２日間に分けて歩きます。
最終日は新幹線の利用を決めていますので、今回が最後の自家用車による長距離移動となります。
何十キロも歩いた後、車での250キロ移動とかはもう限界です。
そういう意味では、私にとって今日を乗り切れば大きな肩の荷が下りることになります。
今日は違った意味で、私だけのゴール地点でもあるのです。
そんな事を思いながら、早朝４時３０分に東名高速道路をいつものように東に向かって走ります。
今日は、ＪＲ戸塚駅から、保土ヶ谷宿、神奈川宿を経て川崎宿まで歩く、かなりの強行です。
さらに天気予報では夕方から一時雨とのこと。長く辛い１日になりそうです。
前回足を止めた戸塚駅踏切からスタートします。
戸塚駅から程なく吉田大橋を渡ります。まだまだ皆元気です。
旧街道特有のくねくねした住宅街の細道を進みます。
細い街道から遠方に高層マンションが見えます。
確実に東海道は現代の都である東京へ近づいています。
遠くに見えていた超マンションを近くに見ながら品濃坂へ向かいます。
環状２号線渡る長い歩道橋の先に「品野坂」の石標を見つけました。
都会の雑踏を避けるように街道は住宅街の細道へ進みます。
途中、品濃一里塚があります。
意外に人通りが多く、生活道路としてしっかり機能しているように思いました。
マンション開発などで街道の風景はかなり変わっているようですが、
そんな風に変わって行くのは人が生活しているのだから当たり前の事で、
考え方によっては、今も東海道は進化していると言えるのでしょう。
権太坂の石標を見つけました。このあたりから街道は下り基調となります。
権太坂を下ります。このあたりから横浜繁華街の超高層ビルが見えました。
日本橋から歩くとこのあたりが最初の上り坂となるようで、これまで平地を歩いてきた
旅人にとっては、少し辛かったのか知れません。
保土ヶ谷宿に入り、相鉄天王町駅を抜けると街道は賑やかな商店街となっていました。
何となウキウキしながら歩きます。私たちは先を急ぐ旅人なので、
ゆっくり買い物をしているわけにはいきません。だんだん空が暗くなり、
雲行きはかなり怪しくなって来ました。
横浜市街地の旧東海道はご覧の通り、曲がりくねり起伏が激しいです。
昔は右側はすぐ海だった様です。
このあたりで、とうとう雨が降り出しました。
覚悟はしていましたが、やはり雨はうっとうしいです。傘を差しながら歩きます。
横浜といっても街道は繁華街からは少し離れていますので、
思っていたよりもひっそりとしていて人影もあまりありません。
京急神奈川駅の脇を通り、街道は第一京浜へと合流します。
雨の第一京浜をひたすら川崎方面へ歩きます。家族全員無言でどんどん歩きます。
かなり疲れたので、新子安駅付近のマクドナルドで雨宿します。
マクドナルドにいるうちに雨は上がり、傘はリュックにしまって、再び歩き出します。
第一京浜を離れ、生麦事件の碑の前を通り過ぎます。
ＪＲ鶴見線国道駅の丸いガート下を街道は進みます。
そして、正面に京急鶴見駅が見えました。
日没時間も迫ってきましたが、川崎宿まで強行します。
鶴見川橋を渡ります。天気は雨こそ止みましたが鈍曇りです。
市場一里塚で少し休憩した後、いちば銀座のアーケードをくぐり商店街を進みます。
京急八丁畷駅が見えました。もう川崎宿は目の前です。
川崎宿に入りましたが、時刻は18時を回り、
夜の街へと変わる頃になってしまいました。
砂小の交差点へ向かい今日はここで足を止めました。
この後、電車でＪＲ三島駅まで戻り、車で２５０キロの移動です。
しかし、これで車でも長距離移動は最後です。
無泊、日帰りは、気力だけで推し進めた何とも無茶な計画だったと改めて実感しました。
途中何度もサービスエリアで休憩しながらゆっくり帰りました。
自宅に着いたのは日付が変わり深夜１時近くでした。
次回東向け最後日は、名古屋から新幹線「のぞみ」でひとっ飛びの予定です。
いよいよ東向け、日本橋のゴールです。
これからも私たち家族の旅を見守って下さい。
■この日の道のり
■この日の歩行データ（歩数計で測定）
総歩数 45,426歩
総距離 29.53Km
消費エネルギー 1236kcal
※１日の歩数計の値です。実際の歩行距離とは異なります。
■利用した交通機関
伊勢湾岸自動車道・東名高速道路 豊明IC～沼津IC
一般道 沼津IC～ＪＲ三島駅（駅前駐車場）
ＪＲ東海道線 三島駅～戸塚駅
ＪＲ東海道線 川崎駅～三島駅
一般道 三島駅（駅前駐車場）～沼津IC
伊勢湾岸自動車道・東名高速道路 沼津IC～豊明IC
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