東海道五十三次踏破の旅第27日です。
いよいよ鈴鹿峠越えです。
前回足を止めた関宿へ向かいますが、三重県、滋賀県は交通の難所と言われており、
スタート地点とゴール地点を公共交通機関で結ぶことが難しく、場合によっては長距離歩いたり、
時間との戦いとなります。(バスが1日に数本しかない)
この日の作戦は、まず車で貴生川駅まで先回りし、駅前駐車場に車を置き関駅まで戻ります。
土山まで歩き終わったら「あいくるバス土山」というコミュニティバスを利用して貴生川駅まで
車を取りに戻ります。

早朝の貴生川駅から関駅へ向かいます。

時間は9時少し前、前回足を止めた関宿に戻って来ました。
真冬の装備できましたが、2月とは思えないポカポカ陽気で風もほとんどなく寒さを感じません。
冷たい冬の朝の空気が太陽に温められて徐々に暖かくなる。そんな瞬間です。

まだ閑散としていて、山里の宿場町はとても良い雰囲気。

関宿の町並みが終わり、国道1号線と合流してしばらく進むと、サークルKがあります。
関宿から土山宿までにあるコンビニはここが最初で最後です。
現在、ここにコンビニは存在していません。(後日追記)
鈴鹿峠は、途中に自動販売機は数カ所ありますが、食料を調達できるところはありません。
トイレもほとんどないと聞いていましたが、実際には、坂下の廃校になった小学校の校庭と鈴鹿峠の
大石灯籠の脇に立派なトイレがありました。
鈴鹿峠を越えるときは、食料を準備することを強くお勧めします。
ちなみに、朝9時少し過ぎにこのサークルKへ立ち寄りましたが、弁当やおにぎり類は、
売り切れなのか、まだ入荷前なのか、全くありませんでした。

しばらく国道1号線を進みます。

途中国道1号線を外れて静かな集落の中をいくつか通ります。
このあたりで、私たちの定番となった2回目の朝ご飯を食べます。
子供達にもコンビニで好きなものを選ばせています。一番下の子は、朝も昼も焼きおにぎり
食べていました。サンドイッチばかり食べる子、それはお菓子だろ?というようなものばかり
食べる子。親はもう何も言いません。それも旅の楽しみになっており、もう27日目です。
それぞれのスタイルも固まっているようです。

坂下宿手前に宿場名の書かれた木柱並ぶ坂道があり、上っていくと「鈴鹿自然の家」という
廃校跡を利用した施設があります。

もとは昭和13年に建てられた坂下尋常高等小学校の建物で、現在は国の登録有形文化財に登録
されている素敵な建物です。
ここでトイレを借りて坂下民芸館の人と少し話をしました。箱根を越えてきた人にとって
鈴鹿峠は大したことはないと言ってくれました。
坂下宿は寂しい所だと聞いていましたが、そんなふうには感じませんでした。
とにかく天気が良くて、真っ青な空と暖かく乾いた空気が心地よく、足どりも軽く鈴鹿峠へ
向かいます。

坂下宿の中心は道幅も広く、本陣跡の石碑や木柱が至る所にありますが、残念ながら
現存するものは何もありません。

国道1号線とは一段上がった旧道を進みますが、林の中にもさらに一段上がった所に登山道が
あります。しかし途中で途切れており、結局もとの道に戻って来てしまいます。

やがて街道は「片山神社」入り口に突き当たり、ここから本格的に登山道へ入っていきます。

登山道といっても険しい場所はなく、国道1号線の下は階段になっていたりします。

もっと急坂になるのかと思いながら林の中を歩いていると、「鈴鹿峠」の標札があり、
あっけなく峠を越えてしまいました。箱根に比べたら、標高も半分以下なのでやはり大した事
ありませんでした。

街道を外れて、鏡岩へ行ってみました。鏡岩からの展望はごらんの通りで、くねくねと延びる
国道1号線が下に見えます。子供達は、「ヤッホー」と叫んでいましたが、やまびこはは返って
来ません。

鈴鹿峠を越え林の中をしばらく進むと視界が開け、お茶畑が広がります。

お茶畑を過ぎると大石灯籠が現れます。
とにかく大きな石灯籠で、いろいろな東海道のガイド本に写真がありましたが、実際にこの目で
見て感動しました。

ここで、3回目の食事(昼食)を摂ります。午後になって少し風は出てきましたが、陽の当たる
場所はポカポカです。

食事を終えて、坂道を下ると国道1号線と再び合流します。ここで滋賀県へ突入です。
無事に鈴鹿峠を越えることができました。

再び国道1号線をひたすら歩きます。
私たちの他に歩いている人など誰もいません。
子供達は尻とりをしたり、わけの分からない歌を唄いながら歩いています。
なぜか長い国道などを歩くときは、各自距離をおいて歩いたりします。

やがて新名神の巨大な高架橋の下をくぐります。
すぐ下に中山一里塚があり、ここで少し休憩します。
徐々に日が西に傾き始め、帰りのバスの時間も気になります。
土山、水口あたりは交通の便が悪く、1時間に1本程度しかないコミニュティバスだけが頼りです。

さらに国道1号線をひたすら歩きながら徐々に標高を下げていきます。

国道1号線を離れ小さな集落を抜け、街道は田村神社へ向けて進みます。

田村神社内を通り土山宿へと入っていきます。

そして、土山宿の入り口「道の駅(あいの土山)」に到着しました。
ここから、貴生川駅行きのバスが出発しています。
バスの時間までしばらくあるので土山宿内へ進み、先のバス停から乗車することにします。

土山はとても雰囲気の良い宿場でしたが、バスの時間が気になってゆっくりできなかったのが
少々残念でした。

土山宿本陣跡で記念撮影して、宿の出口付近にあるバス停「土山西口」からバスに乗車し
貴生川駅に戻りました。

旅も残りわずかになって来ました。
最後まで私たち家族の旅を見守ってください。
◼️この日の道のり
◼️この日の歩行データ(歩数計で測定)
総歩数 31543歩
総距離 20.51Km
消費エネルギー 837kcal
※1日の歩数計の値です。実際の宿場間の距離とは異なります。
◼️利用した交通機関
伊勢湾岸自動車道~名神~新名神 名古屋南IC~信楽IC
JR草津線~関西線 貴生川駅~関駅
あいくるバス土山本線 土山西口~貴生川駅北口
新名神~名神~伊勢湾岸自動車道 信楽IC~名古屋南IC


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